UEFA欧州選手権2020(EURO・ユーロ2020)のゴール集 グループリーグ編

UEFA欧州選手権(EURO・ユーロ)
著作者:gpointstudio/出典:Freepik

51試合142点(1試合平均2.78点)と数多くのゴールが生まれたUEFA欧州選手権2020(EURO・ユーロ2020)大会。

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)もUEFA欧州選手権(EURO・ユーロ)で初めて導入され、
ゴールに直結する判定も数多くありました。

そんな中グループリーグで生まれた印象的なゴールを紹介します。

グループA第1戦 ウェールズ対スイス キーファー・ムーア(ウェールズ):見事にデザインされたコーナーキックからのヘディングでのゴール

同組の強豪イタリアが直前の試合で勝利を上げていたため、
グループリーグ突破に向けて最低でも勝ち点1を獲得したいウェールズ代表とスイス代表の両チーム。

スイス代表1点リードで迎えた後半74分のウェールズ代表のコーナーキック。

ショートコーナーでパス2本つないでスイス代表守備陣の視線を変え、巧みな動き出しからフリーになったキーファー・ムーアが値千金の同点ゴールをヘディングでファーサイドに流し込む。

※動画内 7:36

グループC第1戦 オーストリア対北マケドニア ゴラン・パンデフ(北マケドニア):国際主要大会初参加の歴史的な初ゴールは目の前にこぼれてきたラッキーゴール

今までFIFAワールドカップUEFA欧州選手権(EURO・ユーロ)本選などの国際主要大会に縁がなかった北マケドニア。
念願叶って獲得した初出場での歴史的な初ゴールの瞬間はグループリーグ初戦で早くも訪れた。

オーストリア守備自陣の連続した連係ミスによって、
目の前にこぼれてきたボールをキーパーのいないゴールに冷静に蹴りこんだ小国の大英雄ゴラン・パンデフによって生まれた。

※動画内 3:54

グループB第2戦 デンマーク対ベルギー ケヴィン・デ・ブライネ(ベルギー):相手ペナルティエリア前でのワンタッチパスの連続で守備陣をズタズタに

初戦の勝利で勝てばグループリーグ突破が決まるベルギーは前節試合中に心不全で倒れたクリスティアン・エリクセンのためにと一丸となるデンマーク相手に先制点を許す展開に。

後半頭から投入されたケヴィン・デ・ブライネが圧巻のパフォーマンスを見せる。

後半10分にあとは流し込むだけという絶妙なアシストからゴールが生まる。
後半25分には右サイドからロメル・ルカク、ユーリ・ティーレマンス、エデン・アザールとペナルティエリア付近でダイレクトに繋ぎ、ペナルティーエリア手前左でパスを受けたケヴィン・デ・ブライネがこれまたダイレクトでニア下を打ち抜く。

これだけゴール前でダイレクトで繋がれると手も足も出なくなるデンマークはケヴィン・デ・ブライネの見事なアシストとゴールで逆転される。

※動画内 8:15

グループF第2戦 ポルトガル対ドイツ クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル):お得意のスプリントによるカウンターアタックは健在

豪華な攻撃陣を擁するポルトガル。それぞれのタレントが質の高さを見せ付ける。

ドイツのコーナーキックのこぼれ球を拾ったベルナウド・シルバが前に運ぶ横で、
レアル・マドリー自体にもよく見た全力スプリントでセンターを駆け上がる36歳になったクリスティアーノ・ロナウド、その外にもう一人。
クリスティアーノ・ロナウドを囮にしてディフェンスライン裏に抜け出したディオゴ・ジョッタへベルナウド・シルバからピンポイントの対角のミドルパスが通る。

ワントラップしてゴール前フリーになっていたクリスティアーノ・ロナウドにラストパスを出し、
いつものように点と取るクリスティアーノ・ロナウド。

歳、チーム、見方の選手が変わっても高速カウンターからの完結はまだまだ健在。

※動画内 2:37

グループB最終節 ロシア対デンマーク ヨアキム・メーレ(デンマーク):フリーランニングの賜物

2連敗していたデンマークが大逆転での2位通過で決勝トーナメント進出。
その後のベスト4という大躍進に繋がる第一歩。

3-1とリードしていた後半37分。
相手FKをはじき返しボールを拾ったピエール・エミール・ホイビュアからヨアキム・メーレにパスが出されドリブルで持ち上がる。

パスを出したピエール・エミール・ホイビュアと共にカンターに向けて走り出したマルティン・ブライスワイトとイェンス・ストリガー・ラーセンがドリブルをしているヨアキム・メーレの脇を駆け上がる。

必死に戻ったロシアディフェンス5人が引っ張られフリーになったヨアキム・メーレがそのままシュートをニア下に蹴り込んで勝負あり。

※動画内 4:47

グループD最終節 クロアチア対スコットランド ルカ・モドリッチ(クロアチア):これぞモドリッチ。芸術的なアウトサイドミドルシュート

ともに1敗1分で迎え、勝てば決勝トーナメント進出。引き分ければともに敗退が決まるこれ以上ない盛り上がる状況で始まったグループリーグ最終節。

1対1で折り返した後半17分。

押し込んだところからペナルティラインでマイナスのパスを受けたマテオ・コバチッチがさらにマイナスのペナルティアーク付近に優しく落とす。

そこへ加速して走り込んだルカ・モドリッチがお得意の右足アウトサイドで、
ファーサイドにアウトスイングのカーブを掛けて芸術的なシュートを決める。

これぞモドリッチ!と思わせるゴールであった。

※動画内 6:40

グループE最終節 スペイン対スロバキア マルティン・ドゥブラフカ(スロバキア):自軍のゴールにまさかのスパイク

2戦連続ドローでグループリーグ敗退の危機にあったスペインが1勝1敗で引分け以上で決勝トーナメント進出が決まるスロバキアを迎えた最終節。

前節ポーランド戦でのジェラール・モレーノによるPK失敗に続き、
アルバロ・モラタもPKを決められず嫌な展開が続いていた中前半30分に事は起きる。

ペナルティエリア上から放ったパブロ・サラビアのシュートはクロスバーを叩いてボールは上空高く浮き上がり、
長い滞空時間を経て落ちてきたボールをスロバキアキーパーのマルティン・ドゥブラフカがまさかの自軍ゴールへバレーボールのスパイクを決める。

そのまま勢いに乗ったスペインは前半にもう1点、後半にさらに3点を追加し5対0で快勝して決勝トーナメントへ駒を進める。

※動画内 3:45

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