グループリーグに続き多くのスーパーゴールが生まれたUEFA欧州選手権2020(EURO・ユーロ2020)決勝トーナメント。
その中でも選りすぐりのゴールシーンを紹介します。
- 決勝トーナメント1回戦 イタリア対オーストリア ササ・カライジッチ(オーストリア):ここしかない!わずかな隙間を抜けたダイビングヘッド
- 決勝トーナメント1回戦 クロアチア対スペイン フェラン・トーレス(スペイン):セットプレーからのしたたかなゴール
- 決勝トーナメント1回戦 フランス対スイス カリム・ベンゼマ(フランス):ベンゼママジック炸裂
- 決勝トーナメント準々決勝 イタリア対ベルギー ロレンツォ・インシーニェ(イタリア):ウィンガーの見せ所。カットインからのファーサイドへのミドルシュート
- 決勝トーナメント準決勝 イタリア対スペイン アルバロ・モラタ(スペイン):イタリアのて鉄壁の守備を中央突破
- 決勝トーナメント決勝 イタリア対イングランド ルーク・ショー(イングランド):ハリー・ケインの得点パターンを囮にし、イタリア守備陣、観客の逆を突いた先制点
- 決勝トーナメント決勝 イタリア対イングランド レオナルド・ボヌッチ(イタリア):情熱、反骨心が生んだ執念の同点ゴール
決勝トーナメント1回戦 イタリア対オーストリア ササ・カライジッチ(オーストリア):ここしかない!わずかな隙間を抜けたダイビングヘッド
グループAを無失点の3連勝で突破したイタリアと3回目の大会出場で初の決勝トーナメント進出したオーストリアがベスト8をかけて争う。
白熱した展開もあと少しというところで得点できない両チーム、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入で得点取り消しもありスコアレスのまま延長戦に突入。
延長戦に入りたフェデリコ・キエーザとマッテオ・ペッシーナのゴールで2点リードされてる中、オーストリアが一矢を報いる。
延長後半9分にコーナーキックを得たオーストリアは、
左足インスイングでルイス・シャウブがニアのゴールエリアに低いボールを蹴るとそこにササ・カライジッチが頭で飛び込む。
角度のないところからのササ・カライジッチによるダイビングヘッドでボールの軌道が変わり、
イタリアディフェンダー3人とゴールキーパーのわずかな隙間を抜けてる、非常に難易度が高いゴールが生まれ1点差に詰め寄る展開に。
※動画内 4:58
決勝トーナメント1回戦 クロアチア対スペイン フェラン・トーレス(スペイン):セットプレーからのしたたかなゴール
2018年FIFAワールドカップ ロシア大会準優勝のクロアチアと前回大会UEFA欧州選手権2020(EURO・ユーロ2020)優勝スペインの好カードが決勝トーナメント1回戦で実現。
前節グループリーグ最終節では相手ゴールキーパーのまさかのスパイクによるオウンゴールから快勝したが、
今試合ではスペインゴールキーパーウナイ・シモンのこのレベルでは珍しいトラップミスによるオウンゴールで幕を開ける。
ゴール前の展開が多くテンション高い攻防が続いており後半32分スペイン自陣エリアからのFKとなり治療を受ける選手、給水を取る選手、話し合う選手もいて少し落ち着きそうになる雰囲気の中、
逆サイド大外でしたたかに狙っていたフェラン・トーレスが動き出す。
それを見逃さなかったパウ・トーレスが正確なロングボールをフェラン・トーレスに届け、
クロアチアディフェンダー1人交わしてゴール。
その後の乱打戦からのPK戦を制しスペインはベスト8に駒を進める。
※動画内 6:03
決勝トーナメント1回戦 フランス対スイス カリム・ベンゼマ(フランス):ベンゼママジック炸裂
死の組グループFを無敗で勝ち上がった2018年FIFAワールドカップ ロシア大会優勝国フランスとグループA3位から決勝トーナメントに進んだスイスが1回戦で相まみえる。
0対1でビハインド迎えた後半13分、中央ペナルティアーク手前でパスを受けたキリアン・エムバペがスイスディフェンスライン間を抜けるカリム・ベンゼマにラストパス。
キリアン・エムバペのトラップで少しボールが浮いていたこともありカリム・ベンゼマが走った後ろにラストパスがずれるが、
残した左足で体の外を通して前方にボールを運びスピードを落とすことなく左足アウトサイドでプッシュ。
ベンゼマにしかできないマジックを発動し同点に追いつく。
※動画内 5:48
決勝トーナメント準々決勝 イタリア対ベルギー ロレンツォ・インシーニェ(イタリア):ウィンガーの見せ所。カットインからのファーサイドへのミドルシュート
拮抗した素晴らしい試合が続く決勝トーナメント。
準々決勝で共に今UEFA欧州選手権2020(EURO・ユーロ2020)大会4連勝のイタリアとベルギーが準決勝進出をかけて争う。
1点リードで迎えた前半44分。
ハーフェーライン近くでパスを受けたロレンツォ・インシーニェがスペースを突いてドリブルで持ち上がり、
マークに来たベルギーディフェンダーをカットインでかわす。
まだゴールから距離があったこともあり寄せが甘いベルギーを尻目にペナルティエリア近くまで運び、
体を開いてファーサイドへ放ったミドルシュートはきれいな弧を描きゴールに吸い込まれる。
前半の内に貴重な追加点を加えてイタリアは、
後半に1点返されるも逃げ切り勝利して準々決勝を勝ち上がる。
※動画内 2:04
決勝トーナメント準決勝 イタリア対スペイン アルバロ・モラタ(スペイン):イタリアのて鉄壁の守備を中央突破
ここまで全勝のイタリアと、グループリーグ2位で突破し決勝トーナメントはいってからも延長戦やPK戦と厳しい戦いが続いているスペイン、
UEFA欧州選手権2012(EURO・ユーロ2012)決勝戦と同カードが準決勝で再現。
ボールを保持して主導権を握りペドリらクリエイティブな選手からの効果的な縦パスでゴールに迫るスペインに対して、
少ないタッチ数と素早い攻撃でチャンスを作るイタリア。
両チームの特徴が出た試合はゴールキーパーのスローからのカウンターで1点を先制した直後の両チームの選手交代でさらに試合が動く。
後半35分。
4-4-2のラインを作って守っていたイタリアの4-4のちょうど真ん中にできたスペースで途中出場のアルバロ・モラタが前を向いてパスを受けるてドリブルを始めと陣形が崩れるイタリア守備陣の間をうまく使って、
ダニ・オルモとのワンツーで中央抜け出したアルバロ・モラタがワンタッチでシュート。
守備が固いイタリアの真ん中をきれいに崩したゴールとなった。
※動画内 7:39
決勝トーナメント決勝 イタリア対イングランド ルーク・ショー(イングランド):ハリー・ケインの得点パターンを囮にし、イタリア守備陣、観客の逆を突いた先制点
UEFA欧州選手権1968(EURO・ユーロ1968)大会依頼53年振りの優勝を目指すイタリアと、
地元ロンドンのウェンブリー・スタジアムでの開催となり1966年FIFAワールドカップ イングランド大会以来の主要国際大会・地元の地での優勝を目指すイングランドが激突。
緊張に包まれる中始まった決勝戦は、前半2分に早くも試合が動く。
トッテナム時代に幾度となく相手ゴールを奪ってきたハリー・ケインのおなじみの形。
中盤まで下りてきてボールを受けて、サイドに長いパスを送りその間に前線まで駆け上がる。
再度からの折り返しをワンタッチで決める。
イタリア守備陣や観客もいつもの得点パターンと思われたがハリー・ケインは囮で、
キックの名手キーラン・トリッピアーが狙っていたのはその外に走っていたルーク・ショー。鉄壁を誇るイタリアディフェンダーもすぐにマークを切り替えてブロックに行くが一歩届かず。
ルーク・ショーの左足ダイレクトは見事にワンバウンドしたボールを捉えイタリアゴールニアを打ち抜く。
※動画内 2:02
決勝トーナメント決勝 イタリア対イングランド レオナルド・ボヌッチ(イタリア):情熱、反骨心が生んだ執念の同点ゴール
決勝戦からもう一つ。
地元開催で先制点を奪ったイングランドは、
ウェンブリー・スタジアムやイングランド国内異常な盛り上がりを見せ、イタリアに対して容赦ないブーイングを浴びせる。
いつの時代でもヒール役になってしまうイタリアはここでもその役を買って出る。
ざわつく中迎えた後半22分コーナーキック。
ニアに走り込んだブライアン・クリスタンテがフリックしそのボールにジョルジョ・キエッリーニが飛び込むもイングランド守備に潰される。
さらに外から身体を投げ出したマルコ・ヴェラッティがボールを叩きつけるもジョーダン・ピックフォードのスーパーセーブに弾かれるが、
そこに詰めていたのは長年イタリア最終ラインをジョルジョ・キエッリーニと共に支えてきた大ベテランのレオナルド・ボヌッチ。
UEFA欧州選手権(EURO・ユーロ)決勝戦での最年長ゴール記録を34歳のレオナルド・ボヌッチが塗り替えた。
レオナルド・ボヌッチのゴールで1対1のタイスコアになったUEFA欧州選手権(EURO・ユーロ)決勝戦はそのまま得点入らずPK戦に突入し、
PK戦の末イタリアがUEFA欧州選手権2020(EURO・ユーロ2020)大会依頼の優勝を勝ち取り幕を閉じた。
※動画内 7:08
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