コパ・アメリカ（南米選手権）の歴史

コパ・アメリカ（南米選手権）は南米サッカー連盟（CONMEBOL・コンメボル）が主催する国別の代表チームによる国際サッカー大会で、
世界で最も古い歴史を持つナショナルチームによるサッカーの大陸選手権大会です。
1916年にアルゼンチンで第1回大会が開催されました。

コパ・アメリカ（南米選手権）大会の特徴

概要

コパ・アメリカ（南米選手権）は、
UEFA欧州選手権（EURO・ユーロ）やFIFAワールドカップのように4年に一度という決まったサイクルではなかったのですが、
コパ・アメリカ2024（南米選手権2024）は元々2023年開催予定でしたがUEFA欧州選手権2024（EURO・ユーロ2024）に合わせる形で2024年開催に変更となっています。
なお次回大会は2028年の予定となっています。

第1回大会は1916年にアルゼンチンで開催されたため100年以上の歴史があり、
UEFA欧州選手権（EURO・ユーロ）は第1回が1960年となるので半世紀近く早く開催されており、世界で最も古い歴史を持つ大陸選手権となっています。
コパ・アメリカ2024（南米選手権2024）は第48回大会となっています。
ちなみに、FIFAワールドカップの第1回大会は1930年となっています。

コパ・アメリカ（南米選手権）の歴史をさかのぼると、
第1回大会の1916年以降はほぼ毎年のように開催されていましたが、第13大会の1935年以降は2年に1回の開催が多くなっていました。
1959年には第26回アルゼンチン大会、第27回エクアドル大会と1年に2度開催されたこともあります。

1993年開催のコパ・アメリカ1993（南米選手権1993）エクアドル大会では初めて招待国枠が設けられ、
アメリカ合衆国代表とメキシコ代表が大会に参加しました。
1999年開催のコパ・アメリカ1999（南米選手権1999）パラグアイ大会では日本代表が招待され初参加となり、
その後2019年にもコパ・アメリカ2019（南米選手権2019）パラグアイ大会に招待参加していますが、
いずれも1勝も挙げることができませんでした。

南米サッカー連盟（CONMEBOL・コンメボル）設立100周年を記念した2016年大会は北中米カリブ海サッカー連盟（CONCACAF・コンカカフ）との共同開催となりアメリカ合衆国で開催され、
コパ・アメリカ（南米選手権）の歴史で初めて南米以外で開催された大会となりました。

コパ・アメリカ2024（南米選手権2024）も同様に北中米カリブ海サッカー連盟（CONCACAF・コンカカフ）共同開催となり、
アメリカ合衆国での開催となっています。

コパ・アメリカ（南米選手権）の過去優勝国は、
前回大会コパ・アメリカ2021（南米選手権2021）優勝のアルゼンチン代表がウルグアイ代表と並んで最多タイの15回、
次いでブラジル代表の5回、チリ代表・パラグアイ代表・ペルー代表の2回と続いています。

コロンビア代表とボリビア代表も過去1回ずつ優勝しているため、
現在の南米サッカー連盟（CONMEBOL・コンメボル）加入国の中だとエクアドル代表とベネズエラ代表の2ヵ国のみが優勝経験がない国となっています。

出場国数

コパ・アメリカ（南米選手権）の出場国数は第1回大会の4ヵ国から始まり、
2024年に開催される第48回大会では16ヵ国まで増加しております。

注目度が低いことから開催当初は4ヵ国と出場国数は少なく、
その後は徐々に増加傾向にあり、招待枠の制度や北中米カリブ海サッカー連盟（CONCACAF・コンカカフ）との共同開催の大会は出場国数が増加しています。

コパ・アメリカ（南米選手権）開催年と過去の優勝チーム