サッカー用語集:レッドーカード

ルール

レッドカードとは

サッカーにおけるレッドカードとは、審判が選手やスタッフに対して退場を提示する際に用いられるカードのことです。

同じ試合中にイエローカードを2枚提示されると退場を意味するレッドカードが提示され、
試合から退場しなければならなくなります。

レッドカードが提示される対象は、
ピッチでプレーしている選手だけでなくベンチメンバーや監督、スタッフも対象の範囲となります。

また、レッドカードは副審も所持していますが提示することはできず、
あくまで主審のレッドカードの予備として所持しています。

同一チーム内の出場選手が5人以上レッドカードを提示されて退場処分になると、
最小競技者の規定である7人を下回るため没収試合となり敗戦扱いとなります。

レッドカードの対象となるプレー

イエローカードよりも悪質な行為がレッドカードの対象となり、
日本サッカー協会(JFA)のHPには下記のように記載されています。

・ハンドの反則を行い、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止する(自分のペナルティーエリア内でゴールキーパーが手や腕でボールに触れた場合を除く)。
・フリーキックで罰せられる反則を行い、全体的にその反則を行った競技者のゴールに向かって動いている相手競技者の得点または決定的な得点の機会を阻止する(以下の「得点または決定的な得点の機会の阻止」に規定される警告の場合を除く)。
・著しく不正なプレーを行う。
・人をかむ、または人につばを吐く。
・乱暴な行為を行う。
・攻撃的な、侮辱的な、もしくは下品な発言をする、または行動をとる。
・同じ試合の中で2つ目の警告を受ける。
・ビデオオペレーションルーム(VOR)に入る。

JFA.jp:https://www.jfa.jp/laws/soccer/2022_23/

また、『著しく不正なプレーを行う』に関する記述の記載は下記となっています。

相手競技者の安全を脅かすタックルをする、もしくはチャレンジする、または過剰な力を用いる、もしくは粗暴な行為を行った場合、著しく不正なプレーを行ったことで罰せられなければならない。
ボールに向かうことでチャレンジするときに、過剰な力や相手競技者の安全を脅かす方法で、相手競技者に対し片足もしくは両足を使って前、横または後ろから突進した競技者は、著しく不正なプレーを行ったことになる。

JFA.jp:https://www.jfa.jp/laws/soccer/2022_23/

ボールにチャレンジしている、先に触っていると主張するシーンを見ることがありますが、
例えそうであっても強度が強すぎる場合はレッドカードの対象となります。

レッドカードの歴史

レッドカードの歴史は、イエローカードの誕生と共に1960年代始まります。

詳しくは、
用語集:イエローカード を参照下さい。

過去最多のレッドカード数は、
2013年にはアルゼンチンの5部リーグの試合で控え選手や用具係含めて37枚のレッドカードが提示されたクライポーレ 対 ビクトリアーノ・アリナス戦となっています。

なお、試合開始から最短でのレッドカード提示は2秒となっており、
2020年のイングランド3部リーグのロッチデールAFC 対 ハートルプール・ユナイテッドでロッチデールのリー・トッドが主審の暴言で退場処分となっています。

レッドカードに関連するルール

・イエローカード
・ブルーカード
・VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)
などがレッドカードに関連するルールとなっています。

サッカー用語集:イエローカード
サッカー用語集:ブルーカード
サッカー用語集:VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)
でそれぞれ解説していますので、合わせてご覧になって下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました